私のルーツ 1

2021年3月3日 日常
さっき夫のワイシャツにアイロンをかけながらふと思った。
私は私のルーツが分からない。
分からない? ちょっとこれって怖くないか?!
そう思ったのは、親から引き継いだ悪癖が子供に連鎖する小説を読んだから。
私の場合はそう深刻ではないけれど、片方の親の親のことを、一切知らない知らされていない問うたこともない、と言う状況はおそらく普通ではない気がする。

私の父方の祖母は誰の子供を産んだのだろう?
ついては私の祖父ってどんな人だったの?
私は誰の血を引いているの?
九州の人? 県外の人? まさか日本以外の人?
職業は? 人柄は? 祖母とはどんな間柄だったの?
愛し合っていたの?

分からないなぁ。
これまでは分からないなりに想像しては、祖母のロマンスを美化してきたけれど、私が死ぬ年になっても分からないままでは、なんとなく気持ち悪いような気がする。

祖母は九州南端温泉街の芸者さんでした。
部屋には祖母のきりっとした芸者姿の写真が飾ってあったし、私が幼い頃には目の前で三味線を弾いてくれました。
芸者を辞めてからは小さなおでん屋を営んでいて、これはちょっとした自慢なのですが、倍賞千恵子さんの映画のロケにも使われたことのある店でした。
何と言うタイトルなのかは、私が子供の時だったので思い出せません。

続く。

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