100分 de 名著 で ◎

2020年10月20日 日常
昨夜は大大大好きな春琴抄の回でした。
私が初めて読んだのは二十歳過ぎた頃。
三十年前の文庫本の頁は褐色、紙もよれよれです。
その後は表紙のデザインが変わるたび、買い足したりしています。

性癖を突くこの作品。どうもやっぱり私の初めての本格恋愛に起因していると思われます。
十も上の男性に額づかれることへの異様さ、征服感、女としての喜び。
それを十五で知ってしまっていました。

崇拝される喜びは二人の関係や自分自身までもを美化してしまう。
それに気付いたのは恥ずかしながら最近のこと。
気付くのが遅過ぎたので、同じようなタイプの男性と関わりになることがほとんどでした。
そしてそういう人たちとはどれも長く続きました。

今はそのどれとも無い。
清々しい私です。

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