とうとう会ってしまった。
やっと会えた。
結果、後悔。

年月の経過を教える先生の目尻やおでこのシワの深さ、変わらず色素の薄いライトブラウンの瞳、金髪と見紛うような頭髪。
ひと目見た瞬間、あ、少しオジサンになった、でも素敵!と思った。
繰り出されるマシンガントークの最中も見惚れていた。
ただ頭の半分で、この人の話すことはどれも面白くないなぁーと冷めてもいた。

見た目だけ。
でもその見た目にやられる。
6年余り慈しんだ顔と身体。
話が面白くなくても、そのセックスが私に合わなくても、好きで好きでしょうがなくて最後には自爆するようにおしまいにした私。

ランチをして「どこか行く?」と言われて、それがドライブだと気づくまで5秒。
全く下心の無い先生。
海?川?と聞かれ、初デートの海を目指して其処へ。

身体的接触は一切ありませんでした。
関係を大切に思ってくれてるのかな、今更どうこうなろうと思ってないのかな、どちらにせよ、何もされなかった(笑)

別れると先生の車の香りが髪に衣類に染み付いていて。
しばらくぶらぶらして香りを薄くした。
それでも香りは消えなくて、帰宅後も疎ましいほど匂ってくる。
何もされなかったのに香りはしてくる。

先生とは色んなお話をした(ほぼ一方的に聞いていた)けど、二人の思い出を語り合うなんて色っぽいことは一切なくて、たまにかすることはあったけれど、年表を読むような程度だった。
近況報告をして先生の空白は埋まっただろうけど、私のほうはほとんど話せておらず、私の空白は埋まらないまま。
手ひとつ、繋げたら、埋まっただろうに。
贅沢なのかな。

でも誘われたらまた行ってしまう。
泥沼の淵に腰掛けている状態。

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