今、再読中です。
初めて読んだのは20年前、まだ新人OLの時でした。
通勤電車で読みながらあまりのエロチックさにとろけた覚えがあります。
20年経った今は妻となり経験も重ね、初読の時とは違う深くて濃いエロスを感じています。
やっぱり凄いです。
谷崎潤一郎は。
これは妻LOVEな56歳夫と真面目だけど性欲旺盛、夫を生理的に嫌いな45歳妻のお話なんですが、この夫婦のキャラクターが非常に面白いんです。
厳格な父親に育てられた妻郁子は、オーソドックスな形でしか応じません。
夫が部屋の灯りをつけてもすぐに消したがる。
それはお見合い結婚で結ばれた夫の顔が嫌いだからという理由(笑)
特にメガネを外した顔にはゾッとするんだそうです。
そして身体の方も満足出来ていません。
一方夫は「子供を産んだとは思えないような身体の美しさ」や「郁子自身は気付いていない素晴らしい器の持ち主」である郁子にぞっこん(笑)
愛する妻を満足させるため日々悩む夫。
そこで刺激剤として使われたのが木村と言う夫の職場の若い男性。
当初は娘への結婚相手として招いていたのですが、木村氏が思いの外郁子の好みのタイプ。
本人は言いませんが郁子が大ファンの映画俳優に似てるのでバレバレ(笑)
(娘は木村氏が美人の母に気があると感付いて、いつも母娘と木村氏の3人で映画を観に出掛ける)
そこで夫は妻と木村氏をもっと接近させて嫉妬を刺激剤にしようと目論みます。
その手段がまた…。
書くとこれから読む方にネタバレになるので書きませんが、際どければ際どいほど欲情は激しいらしく、段々段々エスカレート。
夫、やりたい放題です(笑)
愛する妻を喜ばせ、また自分も喜びたいがための行動にはいじらしさを感じるほど。
タイトルの「鍵」とは夫の日記を納めてある鍵のこと。
ある日郁子がそれを見付けて夫の日記の存在に気付いてしまう。
夫は郁子に読ませるつもりで書いている。
郁子も夫に秘密で日記を始める。
夫もそれに気付く。
こんな感じで、非公式の独白型交換日記が始まるんです。
現代で言うと夫のブログを妻が読み、妻のブログを夫が読み、みたいな(笑)
平成の世にも通じるストーリーだなぁと感心しながら読んでいます。
私も主人に「本当はドMなの」「興味ありませんって振りするのが辛いの(笑)」って打ち明けたくなってきますね…(笑)
初めて読んだのは20年前、まだ新人OLの時でした。
通勤電車で読みながらあまりのエロチックさにとろけた覚えがあります。
20年経った今は妻となり経験も重ね、初読の時とは違う深くて濃いエロスを感じています。
やっぱり凄いです。
谷崎潤一郎は。
これは妻LOVEな56歳夫と真面目だけど性欲旺盛、夫を生理的に嫌いな45歳妻のお話なんですが、この夫婦のキャラクターが非常に面白いんです。
厳格な父親に育てられた妻郁子は、オーソドックスな形でしか応じません。
夫が部屋の灯りをつけてもすぐに消したがる。
それはお見合い結婚で結ばれた夫の顔が嫌いだからという理由(笑)
特にメガネを外した顔にはゾッとするんだそうです。
そして身体の方も満足出来ていません。
一方夫は「子供を産んだとは思えないような身体の美しさ」や「郁子自身は気付いていない素晴らしい器の持ち主」である郁子にぞっこん(笑)
愛する妻を満足させるため日々悩む夫。
そこで刺激剤として使われたのが木村と言う夫の職場の若い男性。
当初は娘への結婚相手として招いていたのですが、木村氏が思いの外郁子の好みのタイプ。
本人は言いませんが郁子が大ファンの映画俳優に似てるのでバレバレ(笑)
(娘は木村氏が美人の母に気があると感付いて、いつも母娘と木村氏の3人で映画を観に出掛ける)
そこで夫は妻と木村氏をもっと接近させて嫉妬を刺激剤にしようと目論みます。
その手段がまた…。
書くとこれから読む方にネタバレになるので書きませんが、際どければ際どいほど欲情は激しいらしく、段々段々エスカレート。
夫、やりたい放題です(笑)
愛する妻を喜ばせ、また自分も喜びたいがための行動にはいじらしさを感じるほど。
タイトルの「鍵」とは夫の日記を納めてある鍵のこと。
ある日郁子がそれを見付けて夫の日記の存在に気付いてしまう。
夫は郁子に読ませるつもりで書いている。
郁子も夫に秘密で日記を始める。
夫もそれに気付く。
こんな感じで、非公式の独白型交換日記が始まるんです。
現代で言うと夫のブログを妻が読み、妻のブログを夫が読み、みたいな(笑)
平成の世にも通じるストーリーだなぁと感心しながら読んでいます。
私も主人に「本当はドMなの」「興味ありませんって振りするのが辛いの(笑)」って打ち明けたくなってきますね…(笑)
コメント
私は、ベッドではドSなんです。とは言っても、血管の浮き上がった仏塔で相手の頬を叩くんです。女性は、絶対に怒りませんね。「暴力じゃなくて棒力ね」なんて笑いこけていました。あ~、ストレスたまる!お許しを。
やっぱりlisterさんは既読でしたか!(笑)
この前には「痴人の愛」を再読したところでした。
私は谷崎潤一郎を読んで欲情する男性とは解り合えると思ってます♪(笑)
listerさんはSかな?と思ってましたよ〜。
残念ながら私は棒力は受けたことはありませんが、想像してうっとりしちゃいました♪(笑)
ストレス、私で良かったら発散してくださいね☆